ソフトバンクグループの申告漏れから考える管理部の在り方

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ソフトバンクグループが約939億円もの申告漏れを指摘されていたことが、報道されました。

 
報道から漏れ伝わっている情報によると、

 
タックスヘイブン税制の適用による申告漏れが約747億円、その他株式の売却益などの経理ミスなどで合計939億円の申告漏れということです。

 

 

 

タックスヘイブン税制とは、
日本より税負担の低い地域へのペーパーカンパニーを通じた課税逃れを防止するための税制です。

 
今回の引き金になったのは、ソフトバンクグループが2013年に買収した米携帯電話大手のスプリントと、

 

 

2014年に買収した米携帯卸売り大手のブライトスターが保有していた子会社のようです。

 
東京国税局はこれらの子会社のうち一部をペーパーカンパニーと判断し、タックスヘイブン税制を適用したようです。

 

 

急成長を遂げている会社では、経理や税務処理に過度な負担がかかることが頻繁にあり、

 
今回もそのような過度があったであろうことが予想されます。

 

 

自分の会社の子会社も把握できないのかという意見もあるかと思いますが、

 

 

 

M&Aにより子会社となった会社がさらに子会社を数百社保有している状況を考えると、

すべてを精査することは容易でなかったことが想定されます。

 

 

 

M&Aなどの活発化により、
急速に経営環境が変わっていく状況において、継続的に管理部の効率性、スキルを向上していくことが重要であることがわかります。

 

 

特に昔からやっているということだけで続けている業務は多いと思います。
管理部においては、手段が目的化してしまっているということは多いにあると思います。

 

 

定期的に業務見直し、廃止の検討を業務プロセスに組み込んでいくことをお勧めします。

 

 

 

また、継続的な研修や情報共有も実施していきましょう。

 

 

管理部のような知識労働者は、継続的な学習こそが最も重要です。

 

 

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