AIに負けない!一流経理マンへの道。会計基準編 Vol.1

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AIに負けない!一流経理マンへの道。会計基準編 Vol.1

本メルマガは、一流の経理マンとなるべく、
会計基準の本質を理解することを目的とします。

覚えるのではく、理解することを意識して考えながら、読み進めてください。

 

「題名」会計基準とは何か・・

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会計基準とは何か。何のために存在するのか。

 

日々の業務の中で、意識することはありませんが、とても重要な問いかけです。

 

そもそも会計基準は物理現象ではなく、ある目的があって人が作り出しているものです。

 

つまり、世の中に存在する会計基準は、それぞれ個別事象を定めているようにみえて、実は同じ目的を達成するために存在しているのです。

 

そのため会計基準が達成したい目的をしっかりと理解することは、財務会計を極める上で非常に重要になります。

 

ばらばらの個別会計基準の横のつながりを認識することができれば、会計基準の理解はたやすくなります。

 

 

その横のつながりを認識するには、会計基準の目的をしっかりと理解することが一番の近道になります。

 

 

では、会計基準の目的とは何でしょうか。

 

 

・従来の日本の会計基準の目的は、「適正な期間損益を計算すること」にありました。

 

 

そして、

 

 

適正な期間損益とは、「収益とそれを獲得するために費消した費用とが同時期に計上すること」で達成されます。

 

 

そのため、日本の会計基準では、収益と費用が重視され、資産と負債はそこまで重視していません。

 

 

収益と費用を重視しているため、未実現損益を反映するような、資産と負債を時価で評価することは、ほとんどの場合実

 

 

施されないこととなります。

 

 

一方で国際的会計基準の目的は、

 

 

「ある時点(決算日)における資産と負債を適切に測定すること」にあります。

 

 

資産と負債を適切に測定するためには、時価評価をすることもあります。

 

 

では、現行の日本の会計基準はどうでしょうか。

 

 

現行の会計基準は、国際会計基準への収斂が行われている最中のため、

 

 

適正な期間損益計算を重視しつつ、期末時点の資産負債を測定することとの重要性が高まっています。

 

 

とはいっても、この両者の考え方は相反する考え方というわけではなく、

 

 

収益費用と資産負債のよりどちらかを重視するかの違いです。

 

 

私ももう10年以上、実務家として会計基準に接していますが、

 

 

まずは、適正な期間損益計算を念頭において会計基準を読み込んでいくと理解が早く進むと思います。

 

 

是非皆様も、適正な期間損益計算を達成するために、会計基準は存在することを念頭において会計基準を読んでみてください。

 

 

 

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