特集 事業承継を考える! vol5 ~事業承継の準備状況~
平成28年12月5日に中小企業庁より「事業承継ガイドライン」(以下、ガイドライン(※))が発表されました。
ここではその結果から、企業の事 業承継の準備状況に関するデータをご紹介します。
数年後には団塊世代の経営者の年齢が70歳 代を超え、多くの企業で事業承継の問題が現実的なものとなってきます。
しかしながら、上記ガイドラインから読み取れる経営者の事業承継の準備状況は、【70歳代でも準備済みは50%以下】という結果でした。
事業承継の準備内容をみると、後継者を決定した割合が56.0%となっております。
ただし、経営者が保有している株式や資産の整理・移転、関係者との調整などを行っている割合は、50%未満となっています。
前回の記事でも書いた通り、後継者が決定していも、財産承継や経営者としての教育等は必要不可欠です。
事業承継はすぐにできるものではなく、早めに準備することが最も重要であるといえます。
ことが起こってしまっては、何の対策もできないのです。
ガイドラインでは、早期の計画的な事業承継の取組を促進するため、60歳を準備着手の目安としています。
そして、事業承継に向けた以下の5つのステップの進め方や、事業承継の手法などを紹介しています。
【5つのステップ】
1.事業承継への準備の必要性の認識
2.経営状況等の把握
3.経営改善
4.事業承継計画策定・マッチング実施
5.事業承継の実行
今後、事業承継を考える経営者はもちろん、現在準備中の方もガイドラインを確認し、自社で参考になる部分を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【特集 事業承継を考える! 他の記事はこちらから】
特集 事業承継を考える! vol2 ~織田信長型の事業承継~
特集 事業承継を考える! vol3 ~徳川家康型の事業承継~
【弊社記事一覧はこちらから】
【メルマガバックナンバーはこちらから】
弊社では最終的な契約が成立するまでの相談やお試しコンサルなどでは一切料金を頂戴しておりません。お問い合わせ等も順次受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。