Case01
どんぶり経営をしている会社の場合

背景

中小企業の場合、会計を内製化していない等の理由により月次の試算表が正確に作成されていない場合や商品別・案件別・工事別・店舗別・部門別などセグメントごとにしっかりと利益が出ているかどうかを管理していない場合が見受けられます。
また、現金・預金の管理を徹底して行っていないために会社のお金と社長(もしくは個人)のお金が混ざってしまい、会社の資金がどのように使われているかを把握できないという会社もあります。
こういった状況では重要な経営判断に支障をきたすだけでなく、会社が危機的な状況に陥ってしまうともあります。

課 題

  • 毎月の売上・経費が正確に把握できないため毎月いくら利益がでているかわから無い
  • 利益がでているのにお金が貯まらない
  • いついくらの資金が必要かわからず、資金繰りの計画を立てることができない
  • よって設備投資や人材計画、新事業投資など重要な経営判断をする時の判断材料が無い

トラストブリッジからのご提案

この厳しい経営環境の中企業が事業を継続していくためには、しっかりとした会計や財務の管理とその管理によりもたらされる決算書や試算表などから数字に基づいて適切な経営判断を行っていくことが不可欠です。
弊社では会計を自社で内製化していただく自計化支援から始まり、現金の管理体制や発生主義による毎月の試算表の精度向上などの取り組みによりこれらを実現する環境を整えます。
さらに、商品別・案件別・工事別・店舗別・部門別など会社の事業内容や状況に応じたセグメントごとの損益も管理できるようアドバイス・仕組み構築を行います。

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現金・預金管理の徹底

手元の事業にかかる現金・預金を見える形で管理し、残高を日々確認できる仕組みを構築します。現金の領収書からクレジットカードなど多岐にわたる資料をどのように整理していくかのルールをしっかりと決め、極力正確に短時間で管理できるようにいたします。

2

正確な月次試算表を作成するための仕組みづくり

正確な月次の試算表を作成するには、日々の記帳を月ごとの締めの請求書ベース(発生主義)で行い、月末の棚卸実施や年払いの経費を均等化するなどの処理を行う必要があります。締日は統一することや棚卸の方法などのアドバイスを行い、毎月ごとに損益を把握できるようにいたします。

3

資金繰り表の作成

現金・預金の管理と正確な月次試算表が作成できれば資金繰り表が作成できます。入金条件や支払条件などのヒアリングを行いながら資金繰り表の作成は当方で行い、毎月のご訪問の際に内容をご説明させていただきます。

4

各セグメントの損益の把握

商品別・案件別・工事別・店舗別・部門別ごとに利益がでているかを把握できる仕組みを構築いたします(事業内容によってどれを管理すべきかについてもヒアリングを行いながら選定を行います)。会社で一括して支払っている共通経費などは一定のルールをこちらで設定して、それぞれが会社の利益に貢献しているかを把握できるようにいたします。

獲得成果

  • 使途の不明な現金がなくなる。
  • 毎月の利益状況が正確に把握できるため、今後の経営判断に役立つ。
  • 赤字の工事や赤字の店舗、赤字の商品などをいち早く発見することができ、早めの対策を講じることができる。
  • 設備投資を行う、人を雇用する、新店舗を出すなど大きな経営判断だけでなく売上が急激に増加する場合などには一時的に資金繰りが厳しくなることがあります。その場合にも事前に資金の流れがわかるため、事前に借り入れを行う、支払い条件の交渉を行う等事前の対策をすることができます。